賃貸物件を借りる際は、入居時にかかる初期費用を把握しておくことが大切です。
初期費用の目安は家賃によって変動するため、住みたい物件の家賃に応じて金額を見積もりましょう。
この記事では、家賃15万円の物件を借りる場合に必要な初期費用の目安をご紹介します。
初期費用の内訳や条件別のシミュレーション、初期費用を抑えるためのポイントなども解説するため、家賃15万円の物件を借りるか検討している方はぜひ参考にしてみてください。
家賃15万円の初期費用の具体例【条件別】
家賃15万円の物件を借りる場合、初期費用として以下の費用を支払う必要があります。
項目 | 概要 | 相場 |
---|---|---|
敷金 | 大家さんや管理会社への預け金 | 家賃の1~2ヵ月分 |
礼金 | 大家さんや管理会社へのお礼のお金 | 家賃の1~2ヵ月分 |
前家賃 | 入居日の翌月分の家賃 | 家賃の1ヵ月分 |
日割り家賃 | 入居した月の月末までの家賃 | 入居日によって変動 |
管理費(共益費) | 共用部分の管理・維持費用 | 家賃の5~10% |
仲介手数料 | 不動産会社に支払う手数料 | 家賃の0.5~1ヵ月分 |
保証会社利用料 | 保証会社に支払う初回利用料 | 家賃の0.5~1ヵ月分 |
鍵交換費用 | 新しい鍵に交換するための費用 | 15,000円~20,000円 |
火災保険料 | 火災保険の保険料 | 15,000円~20,000円 |
消臭・消毒費用 | 室内のクリーニング費用 | 20,000~25,000円 |
24時間サポート費用 | トラブル対応サービスの費用 | 15,000円~20,000円 |
初期費用に組み込まれる項目は、物件によって異なるポイントです。
例えば、敷金・礼金が両方かかる物件もあれば、敷金・礼金が無料のケースも珍しくありません。
次項からは、敷金・礼金ありのケースとなしのケースに分けて、初期費用をシミュレーションしてみます。
敷金・礼金あり
敷金・礼金ありの場合、初期費用の相場は以下のとおりです。
項目 | 相場 |
---|---|
敷金(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
礼金(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
前家賃(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
日割り家賃(15日に入居) | 80,000円 |
管理費(家賃の約5%) | 8,000円 |
仲介手数料(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
保証会社利用料(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
消臭・消毒費用 | 20,000円 |
24時間サポート費用 | 15,000円 |
合計 | 903,000円 |
初期費用に敷金と礼金が組み込まれるケースでは、目安として家賃6ヵ月分のお金がかかります。
敷金・礼金なし
初期費用に敷金・礼金が組み込まれない場合、契約時にかかる金額の目安は以下のとおりです。
項目 | 相場 |
---|---|
前家賃(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
日割り家賃(15日に入居) | 80,000円 |
管理費(家賃の約5%) | 8,000円 |
仲介手数料(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
保証会社利用料(家賃の1ヵ月分) | 150,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
消臭・消毒費用 | 20,000円 |
24時間サポート費用 | 15,000円 |
合計 | 603,000円 |
敷金・礼金なしの物件では、初期費用を家賃4ヵ月分程度に抑えられます。
敷金・礼金ありに比べると30万円程度の差があるため、負担を減らしたい場合は敷金と礼金がかからない物件を探してみるのがおすすめです。
家賃15万円の初期費用
家賃15万円の初期費用の相場は、家賃5~6ヵ月分の75~90万円程度です。
一般的な初期費用の目安は家賃4~5ヵ月分ですが、家賃が10万円を超える場合は5~6ヵ月分になることもあります。
初期費用の具体的な金額は物件によって異なるものの、ある程度のまとまったお金がかかると考えておきましょう。
家賃15万円に適切な月収は?
家賃15万円の物件を借りる場合、月収の目安は59万円です。
手取りは45万円、年収は720万円を目安にするといいでしょう。
初期費用を抑えるためのポイント
初期費用を抑えるためのポイントをご紹介します。
敷金と礼金を抑える
敷金・礼金がかからない物件なら、初期費用の大幅な節約が可能です。
場合によっては家賃数ヵ月分の金額を抑えられるケースもあります。
ただし、敷金の代わりに別の費用が加算されることもあるため、内訳をきちんと確認することが大切です。
フリーレントの物件を選ぶ
初期費用を抑えたいのであれば、フリーレントの物件を選択肢に入れましょう。
フリーレントの物件は家賃が一定期間かからないため、費用の負担軽減につながります。
不要な項目を外してもらう
初期費用を抑える手段として、入居費用のうち不要な項目を外してもらうのも手です。
不要な項目の例には、室内の消毒費用や害虫駆除費用などが挙げられます。
消毒費用や害虫駆除費用は、交渉次第で入居費用から除いてもらえる可能性があります。
初期費用を抑えたい場合は、不動産会社に相談してみましょう。
仲介手数料を抑える
初期費用の負担を軽減するためには、仲介手数料も重要なポイントです。
不動産会社のなかには、仲介手数料を無料または家賃0.5ヵ月分などに設定しているところもあります。
仲介手数料が安いまたは無料の不動産会社で物件を契約すれば、家賃0.5~1ヵ月分の金額を削減できるでしょう。
閑散期に物件を探す
閑散期に物件を探すと、初期費用を抑えられる可能性が高くなります。
閑散期は物件を借りたい人の数が減るため、大家さんは初期費用を下げてでも空き室状態を解消しようとします。
条件が同じ物件でも、閑散期と繁忙期では初期費用に差が出ることは珍しくありません。
初期費用をなるべく抑えたいのであれば、閑散期に物件探しをするといいでしょう。
家賃15万円の初期費用の目安を把握しておこう
家賃15万円の物件を借りる際、一般的な初期費用の目安は家賃5~6ヵ月分です。
金額にすると、75~90万円程度のまとまったお金がかかります。
加えて、今住んでいる家から新しい家に移るための引っ越し費用、家具・家電などの購入費用も見積もっておきましょう。
初期費用の負担を抑えたい場合は、敷金・礼金ゼロの物件やフリーレントの物件を探すのがおすすめです。
賃貸スタイルでは物件の条件を細かく指定できるため、物件探しの際にぜひ役立ててみてください。
※賃貸初期費用のカラクリは、他にも多数ありますが基本的には上記で述べた内容がベターな情報です。もっと詳細を知りたいや賃貸に関しての相談は『LINE』からお問い合わせください!
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